第49回オープンカレッジ 海があるから生き物の命がある

2016年01月24日 19:43

日 時:2016年2月28日(日) 午後1時30分~3時30分

場 所:富山県教育文化会館 501号室
講 師:山崎祐介学長(国立高等専門学校機構 富山高等専門学校名誉教授)
テーマ:海があるから生き物の命がある。
レジメ

今回のオープンカレッジでは、「海があるから生き物の命がある」ことについて述べます。海の総面積は3億6000万平方kmで、地球表面の70.6%を占め、陸地の面積の2.4倍にもなります。平均の深さは3795mで、多くの海流があります。海は、生物が生きていくうえで必要不可欠で、大きい役割を果たしています。海は、動植物の故郷であり、食糧基地(別の機会に述べます)であり、生き物のすみかです。現在の推測では、地球上に約1,000万種類以上もの生物がおり、陸上にすむ生物は約100万種類。生き物の9割は海の生物と言われています。まさに海は種類、量ともに生命の宝庫です。そして、地球環境調節システムの心臓という大役を担っています。海は、太陽熱を貯蔵し海流に乗せて運んで地球の気候を決め、蒸発により淡水を発生し、二酸化炭素を森林以上に吸収し、酸素をも森林以上に供給してくれています。海のおかげで、地球上の命の存続があります。しかし、海の自浄能力を超えた深刻な海洋汚染が進行中です。この原因は、人工のゴミや廃水等です。

第49回オープンカレッジチラシ