第54回オープンカレッジ 世界の食糧・漁業・水は大丈夫なのか
2017年04月12日 20:55
来る2017年4月15日(土)午後1時30分より、富山県教育文化会館501号室に於いて、本オープンカレッジ学長の山崎祐介先生による「★世界の食糧・漁業・水は大丈夫なのか★ ~海の恵み -食糧・漁業・水ー ~」と題して第54回のオープンカレッジが開催されます。
山崎学長は神戸商船大学商船学部航海学科卒業後,国際航路の船乗りから社会人生活を始め,約2年後に遭難,九死に一生を得て陸上に上がられました。人間学,安全工学を勉強し,1998年船舶安全学を確立。2001年にインシデント(未然事故)研究により日本航海学会優秀論文賞受賞,2004年にインシデントに関する出版により住田海事・海事史奨励賞受賞されました。主な著書8冊,国内外論文多数,甲種船長免状受有。富山商船高専名誉教授,海洋訓練教育協会顧問、富山平和大使オープンカレッジ学長、海洋会理事企画委員長,安全・教育・環境等講演を全国で行われたいます。
国連食糧農業機関(FAO)事務局長ジョゼ・グラジアノ・ダ・シルバ氏は FAO発行の「世界漁業・養殖業白書」2014年版の序文冒頭でつぎのように述べています。「8億人もの人々が現在も慢性的な栄養不良に苦しみ続けており、世界の人口が沿岸の都市部に集中しつつ2050年までにはさらに20億人増えて96億人にも達すると見込まれている今日、将来の世代のために天然資源を保護しながら地球に住む人々に対して食糧を供給するという巨大な挑戦に我々は対処しなければなりません」。食糧だけではなく、水も不足します。海と人間の一遍として、この問題を共に考えてみたいと思います。